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2013年卒業 反町 真奈さん

<先輩紹介>

 APU卒業後、ANAに入社され、国内線・国際線で客室乗務員としてご活躍されています。

——ゼミで学んだことは何ですか?

 ​「組織内で自分がどのようなリーダーシップを取るか」「やると決めてから行動に起こすまでのスピードの大切さ」の2点です。ゼミの活動内容としては1つのテーマ、例えば経営の本の要約や企業分析をした上で、プレゼンテーションを毎週毎回チームごと、もしくは個人でプレゼンテーションを行うといったものでした。活動内容はアカデミックで経営的なものでしたが、鈴木先生は組織行動論を実践的に私たちに学ばせる機会を設けてくださったのかなと思います。チームとして組ませることで、組織の中での自分のリーダーシップのあり方やどう組織に貢献していくのかということを学ぶいい機会になったと言えます。ゼミを通して一貫して学んだことはすぐ行動に起こすことの大切さです。やると決めた時にすぐ行動へ移すことができるか、設けられている締め切りまでに最高レベルまで持っていくことができるか、これらは基本的なことで当たり前と思うかもしれませんが、社会へ出て1番大切なことだと今改めて感じます。

——ゼミで学んだことを現在どのように生かしていますか?

 客室乗務員という仕事は「チームで働く」ことがカギとなる職業です。国際線だと5人のチームで動くのですが、例えば誰か1人が失敗を起こした際にどれだけ早く行動して解決へと向けて、チームで一丸となる必要があります。今直面している課題に対して、何が問題なのかを素早く把握し、すぐにプラスの方向へ向けて行動することが必要不可欠な仕事なので、ゼミの活動の中で学んだすぐ行動に移す重要さが基盤になっていると思います。また、客室乗務員は毎回フライトごとにクルーが変わるのですが、これはスキルや経験値も各々バラバラなメンバーが毎回集まるということを意味しています。もっと言うと、毎回フライトの度に、自分の立ち位置が急に1番上になることや真ん中になることもありうるのです。自分の置かれている立場を把握し、どのように行動すればチームとしてベストの結果を生み出すことができるか、考えさせられる機会が非常に多いです。リーダーシップの形は引っ張っていくことだけでなく、自分がどのように立ち回るのか、働き掛けるのか考えることもリーダシップの1つです。これもゼミを通して活動し、経験したことが根幹にありますね。

——最後にゼミ生、在校生にアドバイスをお願いします。

 ゼミの活動として鈴木先生によく指摘されたことの一つが、「君たちは本気をぶつけなさすぎ」というお言葉です。伝え方をうまく変えたり、自分から発信、うまく他のゼミ生に意見を投げかけることが必要だと感じます。皆さんには本気をぶつけ合って、先生のもと、全力で頑張ってほしいと思います。

<実際にインタビューした私の感想>

 ANAをはじめとする航空会社はチームワークを非常に重視している会社というイメージもあって、反町さんが実際にどのようにゼミで学んだことを生かしているのか非常に関心がありました。チームで働くことの重要性はどの企業でも必要条件であることは確かですが、実際の客室乗務員としての業務の中で、リーダーシップのあり方を現在進行形で探求されている反町さんだからこそ、その重要性、本質のあり方に納得させられました。一朝一夕でリーダーシップという自分なりの考えを手に入れるわけではありませんが、日々チームで働くためのリーダーシップを実践されている反町さんのように、日々ゼミという組織の中で実践していきたいなと感じました。

 貴重なお話をしていただいた反町さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

文責:田中花奈

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