
KEN SUZUKI SEMINAR
For Flourishing, Resilience and Growth-mind

お寺ステイProject in 2014
このPJTはお寺を中心に国東を活性化しようと活動しています。外国の人にお寺へ泊まってもらい、仏教や国東を体感してもらう企画「お寺ステイ」を実施しています。今まで3回のお寺ステイを行いました。今後も国東の人、泊まった人両方に楽しんでもらえるように頑張っていきます。

今までの活動
9月 第1回お寺ステイ
記念すべき第1回目のお寺ステイは、偶然別府を訪れていたメキシコの方と一緒に行いました。今回は初回ということで泊まることはせず、日帰りにしました。プランはお坊さんに考えてもらい、座禅・写経を行ったあと、富貴寺・昭和の町に行きました。参加者は特にお坊さんの話が良かったようです。外国の方と一緒に行くのは初めてだったので楽しんでもらえるのか不安でしたが、とても楽しんでもらえました。
この回での準備では何も問題はありませんでしたが、お寺ステイ実行中に様々な課題が浮き彫りになりました。それが言語面と金銭面です。お坊さんのお話を聞いていたとき、どうしても全部訳しきれないところがありました。その通訳をしていたのもゼミ生です。このままでは、いつまでもゼミ生がいないとお寺ステイを実行できないことがわかりました。また、金銭面に関してもこれから日数を増やしていく中でゲストに大きな負担になってしまうことが今回の出費を通してわかりました。この2つの課題をどうしていくかがお寺ステイを国東の人だけで行うための壁だと実感しました。
10月 第2回お寺ステイ
2回目のお寺ステイは、なんと12名の外国の方を国東に招待しました。そして1泊2日ということで前回より多くのことを実施することが出来ました。この回で印象に残ったのは「ヨーロピアンスタイル」です。参加者はヨーロッパの方が中心で、多くの場所を周るより少ない場所をのんびり周りたい方が多かったです。日本人の考え方や行動を押し付けてはいけないと学ぶことが出来ました。
今回では、準備段階から多くの問題がありました。1つに台風がお寺ステイ当日に直撃する可能性があったことです。ヨーロッパは台風がほとんどこないということもあってパニックになり、一時は全員キャンセルになるという報告も受けていました。そこでゼミ生は台風が来たときようのプランを用意したりするなど不安をなくすように動きました。そのおかげで無事に実行することが出来ました。結局実行日は曇りだったので、安全に様々なアクティビティを行えました。
11月~12月 第3回お寺ステイ
3回目のお寺ステイは、4名を招待しました。今回のお寺ステイ一番の違いはホームステイを実施したことです。参加者にお寺ではなく国東の人の家へ泊まってもらいます。国東の人をより巻き込むためにはどうしたら良いか、お寺ステイにより価値を感じてもらうためにはどうしたら良いかと考えて出たアイデアでした。参加者だけでなく国東の人にも満足してもらうことが出来ました。そして祭りにも参加し、国東だからこそできることを堪能しました。これからも国東の人たちを巻き込み楽しんでもらうために様々な企画を提案してきたいと考えています。
この回の問題は集客とホームステイ先の募集でした。集客に関しては今までとは違ったルートで集客することを目的にしていたので、どうやって集めるか大変悩みました。話し合いの結果、別府や東京のゲストハウスに募集をかけることになったのですが、なかなか見つかりませんでした。また、ホームステイ先を見つけることにも苦労しました。私たちゼミ生が国東に行けなかった影響で国東の人とのコミュニケーションができなかったことが原因でした。1家庭がホームステイファミリーになってもらったのですが、これから増やしていくためにはコミュニケーションが不可欠だと痛感しました。
2014年度お寺ステイPJTまとめ
お寺ステイの1年目は成功と失敗の繰り返しでした。集客では1回目、2回目は成功しても3回目で人が集まらないなど、言語面・金銭面では毎回とても苦労しました。そういった苦労の中で新たな集客手段を模索することや、英語のパンフレットを作成したりなど多くのことにチャレンジしてきました。まだこのPJTは始まったばかりですが、これからさらにお寺ステイでチャレンジして、いつか国東の名物になれるように頑張っていきます。