
KEN SUZUKI SEMINAR
For Flourishing, Resilience and Growth-mind

講演者経歴
第1回目の開催趣旨
1回目のテーマは、「生きるとは。」について講演とパネルディスカッション、グループワークを基に参加者に対して、「生きる」ことを考えるワークショップを開催しました。冒頭、鈴木先生より、基調講演が行われ、自分らしくとは?自分とは?価値とは?成功と失敗とは?との問題提起から、先生の考えを基に、参加者から意見収集を行いました。
最後に、人間は、苦痛から多くのことを学ぶことができる。苦痛と感じることを、やり切ることで、自らの成長に繋がるとの考えを伝えていただきました。
学生講演者
柴田慶一郎さん
就職活動を通して、その極意を私たちに伝えてくださいました。
柴田流内定への極意
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なんとなく企業説明会に参加しない。
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企業説明会はたくさん参加する。
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人事の方に話しかけて、会話力のトレーニングをする。
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2・3・4月は、やりたいことは何か徹底的に詰める。
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友人4-5人で面接の練習をする。
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大学の偏差値で負けているとは思わず、勝つ覚悟で臨む。
内定がゴールではないとの前提で、その極意から、彼の何事にも凹まない強い心・自らの人生を生き抜く決意を感じる事が出来ました
奥 ありか
奥さんの赤裸々な就活で得た学びと自らの変化について、話していただきました。
就職活動の序盤、奥さんにとって、働くとは、ネガティブなことでしかなかったそうです。
衣食住+趣味のためには、お金がいる訳で、働くことに対して、お金のためという意識が多少なりともあったようですが、就職活動の終盤、内定後は、その意識も変化してきました。働くとは、好きなことを仕事にすること。学生のように社会から与えられてきた立場から社会に与える側に立てる機会だと感じるようになったそうです。結果、最初はネガティブだった働く意味が変ったとのことでした。人間は、目的があるから頑張れる。就活は人生のステージさがし。人生一度きり、思いっきり楽しむ。決して無理だなとか思わない。自分の価値観を大切にすることが大切だということを伝えてくださいました。
中島 隆一
中島さんは、私たちが持つ可能性について講演していただきました。自分の可能性ってなんなんだろう?私の能力は、どんなくらいなんだろ?そういう疑問や悩みは、誰がしでもあるでしょう。中島さん曰く、可能性は、自分が決めつけた瞬間から限界は決まる。だから、絶対決めつけない。あきらめない。自分の可能性を否定せず、どんどん挑戦していく。その行動の継続が、あなたの可能性を無限大に広げていく。だから、自分で決めつけない。努力をしなさい。とのメッセージを送ってくれました。
最後に、可能性は運命を変える。全ては自分の意識次第だ。だから、様々なことにチャレンジをして意識から変えていくことが大切なのである。
パネルディスカッション
就活を通して、APUで得たもので最も価値があったものはとの質問より、
Q. APUの強みを述べていただきました。
中島(敬称略):APU自体、ステレオタイプの人間が少ない。留学生が多い。彼らから接点が増える。
奥:相手が何を求めているのか、を理解できるようになった。常に自分の価値観を置けないところでいたことで、相手の思考回路や、背景を相手の表情などから読み取ることが出来るようになった。
柴田:普通の学生の中でも、コミュニケーション能力を高められるところ。
Q.APUの教育での学びで足りないこととは?
柴田:就職活動に関して、情報が圧倒的に少ない。他大学と比べて全然少ない。
奥:ロジカルシンキングの弱さ。パフォーマンス力はあるが、、、
中島:グループワークの仕方で、協調性に欠けるかも。
先生:APUは社会で注目されている。中身は・・・??このことは、環境が変化しており
多種多様な人材が多いから、人を図る物差しは決められない。APUでは、他人と違う考えを持たないといけない。
Q.入社に向けて今不安なことは何か。その解決方法は
奥:学生の身分が取れるのが怖い、社会人の責任が怖い。失敗をしたら次につなげることが重要です。
柴田:接したことのない人もいる、人との関係。いろいろな人と話して自分の経験値を高めている。
先生:自分なりの理解で、分析し結果を残す。すごく地道だけど近道はない。
中島:一年目から働けといわれている。研修期間も短い。今の自分の能力でコンサルが成立するか怖いことがある。不安に思うことがもったいない。今できることを、一生懸命にする。
最後に、参加した学生同士グループを作りそのグループ内でディスカッションをしてくれました。そこから、学生自身大きなことを学べた学生も多かったようです。
最後に
このシリーズは、考えることをテーマにしています。そこから、自分の問題から自分が理解できるかどうか、人から素直に受け入れることが出来るか。一度しっかりと考えてみることが大切なのである。就活はあくまでも一つの機会です。軸は変わる・人の常識・理解も変わる。自分で考え納得したものが軸になります。みなさんも、是非、自らの人生に責任を持ち、生きるということを実感し、実践していっていただきたいです。
執筆 坪山侑一
懇親会
鈴木先生、学生講演者、参加者が出席することで、イベントに対する様々な意見を聞くでき、企画側としては次のイベントの改善点を得ることができる貴重な時間であった。参加者側としては、懇親会ならではの内容を聞くことができることで、新しい学びを得たり、モチベーションを高めるきっかけとなり、非常に有意義な時間であった。
筆者の感想
第1回目のイベントであり、事前準備、当日の運営、懇親会など、全てが初めての経験だったので、忙しく大変だった。本番では、講演が伸びることで、スケジュール通りに進まなかったり、グループワークの段取りが良くなかったりと、多くの改善点を見つけることができた。しかし、イベントを終わってみると、高い達成感を感じると同時に、 参加者の輝いている顔を見ることで、喜びも込み上げてきた。今回の反省点を踏まえ、第2回目はより良いものを作りたいと感じた。
執筆 米倉大地郎